デスクワーク中、あなたの腰は悲鳴をあげている
デスクワークが続くと、腰が重くなる。
長時間座っていると、腰が痛くてたまらない。
仕事の合間にできる、腰痛予防の方法を知りたい。
そんなお悩みはありませんか?
デスクワークをしていると、「同じ姿勢で座り続ける」ことが腰への負担になり、痛みを悪化させることがあります。
今日は、デスクワーク中に体の中で何が起こっているのか、そして腰痛を防ぐための対策についてお話しします。
たかがデスクワーク、されど腰痛!体内で起きる3つの変化
【腰への負担が増える】
座っているときの腰への負担は、立っているときよりも1.4倍になると言われています。
さらに、前かがみの姿勢になると、腰椎(腰の骨)にかかる圧力が増え、腰の筋肉や椎間板に負担をかけてしまいます。
【血流が悪くなる】
同じ姿勢で長時間座っていると、血流が滞り、腰回りの筋肉が硬くなります。
すると、筋肉がこり固まり、痛みを引き起こす原因に。
また、血流が悪くなることで、むくみや冷えも起こりやすくなります。
【骨盤が歪み、姿勢が崩れる】
デスクワーク中に、
・脚を組む
・猫背になる
・椅子の端に浅く座る
こうした姿勢を続けることで、骨盤が歪み、腰への負担がさらに増加します。
デスクワーク中の腰痛を防ぐ方法
【 正しい姿勢を意識する】
・背筋を伸ばし、骨盤を立てるように座る。
・椅子の高さを調整し、足裏をしっかり床につける。
・モニターの位置を目の高さに合わせる。
ポイント
椅子に深く座り、お尻と背中をしっかり背もたれにつけると、腰への負担が軽減されます。
【こまめに動く】
1時間に1回は、立ち上がって体を動かすことが大切です。
・椅子から立ち上がり、軽く背伸びをする。
・トイレや給水で歩く時間をつくる。
・座ったまま、足を組み替えたり、体をひねったりする。
【デスクワーク中にできるストレッチ】
▶ 腰ひねりストレッチ
椅子に座ったまま、背筋を伸ばす。
右手を左ひざの上に置き、ゆっくり体を左にひねる。
10秒キープし、反対側も同様に行う。
▶ 骨盤ゆらしストレッチ
椅子に座ったまま、骨盤を前後に動かす。
ゆっくり呼吸しながら10回繰り返す。
このストレッチをこまめに行うことで、腰の負担を軽減できます。
【クッションやサポートグッズを活用】
・腰サポートクッションを使い、骨盤を安定させる。
・フットレストを置いて、脚の負担を軽減する。
・スタンディングデスクを活用し、座りっぱなしを防ぐ。