冷えが肩こりを悪化させる?冬の肩こり改善・予防法
突然ですが、肩こりでお悩みではないですか。
今や、日本人の約7割が肩こりを訴えていると言われています。
寒くて厚着を重ねがちな冬は、身体がこわばって、肩こりに悩む人がさらに増える時期でもあります。
今日は冬に肩こりになる原因や改善・予防策についてお話ししていきます。
肩こりの意外な原因?寒さと肩こりの意外な関係
肩こりに関係する筋肉はいろいろありますが、首の後ろから肩、背中にかけて張っている僧帽筋(そうぼうきん)という幅広い筋肉がその中心になります。
冬の寒い日が続くと、身体がこわばるとともに僧帽筋もこわばります。
首や肩の筋肉が緊張して固まると血液を通して新鮮な酸素や栄養分が伝わりにくく、疲労物質である乳酸がたまります。
それが血管を圧迫することで血液の循環がさらに悪くなったり、末梢神経を傷つけたりして、こり感や痛みを引き起こします。
肩こりが起こる部位には個人差があり、頭から首のつけ根、首すじ、背中、肩の関節周辺と多種多様です。
また、寒い日が続くと、体をすくめたりして小さくなろうとすると、姿勢が悪くなり猫背になることによっても、肩こりの原因になります。
更に冬場はサイズが0.5㎝きざみの通常の靴と違い、S、Mなどのおおまかなサイズの長靴やブーツなどを履くことによって、靴の中で足が遊び、足が捻れることによっても肩こりの原因になることが報告されております。
肩こりの症状についても、張った感じ、重たい、こった、痛い感じなどさまざまで、ひどい場合は、頭痛や吐き気、めまいを伴うこともあります。
肩こり予防の新常識!日常でできる肩こりの改善・予防法
・筋肉の緊張をやわらげる
肩や首を優しくさする、軽く圧迫するなど、適度なマッサージを行なってみましょう。
また、お風呂に入って身体を温めてリラックスしたり、蒸しタオルを当てて肩を温めたりすることなどは、筋肉の血流を改善して緊張をやわらげるのに効果的です。
医療機関を受診して肩こりの原因をハッキリさせてもらい、筋肉の緊張をやわらげる外用薬や内服薬を使うことも有効です。
病的な原因がない、慢性や疲労、筋硬直からくる肩こりと言われた場合は、お近くの接骨院・整骨院(この場合、健康保険は適応出来ません)で根本的に身体の歪みを矯正してみるのも1つです。
・自分の足に合った靴じきを使う
足の捻れも肩こりの原因だと言われております。
通常のインソールでは靴の履き心地を良くするだけですが、当院で作る自分の為の、自分専用のオーダーメイドによるオーソティクスは骨格を矯正するための靴じきですので、使用することによって捻れた足を本来の骨格に矯正する力があるので、肩こりだけで無く、腰痛、膝痛、足底痛などの緩和に効果的です。
・十分な睡眠・栄養をとる
肩こりの予防で大切なのは、疲労回復のため、睡眠時間を十分にとることです。
また、たんぱく質を多く含む食品(肉、魚、卵、大豆製品など)や、ビタミンB群を含む食品(豚肉、ウナギ、マグロ、玄米など)を食べることは筋肉の疲労回復にも効果的です。
・同じ姿勢を長く続けない
前かがみの姿勢での長時間のパソコン作業などは、肩こりを引き起こし、さらに症状を悪化させる原因にもなります。
最近ではスマートフォンによるYouTube、SNS等や、携帯ゲーム機を長時間行ったりする事によって、小学生の肩こりも目立っております。
同じ姿勢での作業を行なうときは、時々休憩を取り、首を回したり、肩を上下に動かしたりして、頸部の筋肉の緊張をやわらげるようにしましょう。
次回13日はおすすめのストレッチをご紹介します。
是非みてくださいね。